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「パッシブハウス」ってどんな家?

すまいろ上越・柏崎編集部
2020.12.23

 

最近よく目にする「パッシブハウス」をご存知ですか?
パッシブハウスとは、簡単にいえば「自然の力を効率よく活用しながら、エネルギー消費を抑えた快適な住まい」のこと。環境先進国であるドイツのパッシブハウス研究所が規定する厳しい基準を満たした省エネルギー住宅で、日本で最初のパッシブハウスは2009年に鎌倉に建てられました。

 パッシブハウスは太陽光や風、水など再生可能なエネルギーを効率よく利用して、住まいの性能を上げる家づくりが基本。

性能数値は以下の通りに定められています。

 

1.冷暖房負荷が15kwh/平方メートル以下
2.一次エネルギー消費量(家電も含む)120kwh/平方メートル以下
3.気密性能として50パスカルの加圧時の漏気回数0.6回以下

 

 上記の基準を満たし、かつその認定を受けた建物がパッシブハウスと呼ばれます。

日本では2010年に誕生した一般社団法人パッシブハウス・ジャパンが、認定機関として認められています。
 西ヨーロッパで普及が進んでいるパッシブハウスの基準はとても高く、高温多湿な日本でも“夏は涼しく、冬は暖かい住まい”を実現できるそう。
エアコン一台で家中快適な住まいは光熱費の負担も少なく、環境にもやさしいと言われています。


パッシブハウスを実現するには

 

 パッシブハウスは建物の気密性・断熱性を高め、過度なシステムに頼ることなく自然エネルギーを活用することで実現します。
具体的にはリビングやダイニングなど、南側に窓を大きくとり、ひさしやバルコニーを大きく張り出します。

夏は高い位置にある太陽の陽射しを、ひさしやバルコニーでさえぎれば室温の上昇を抑えることができ、冬は低い位置にある太陽の陽射しを、部屋の中まで取り込むことができます。
 また太陽光だけでなく、室内に通気をもたらすための窓も重要です。窓はなるべく部屋の対角になるように取り付けると、風の流れをコントロールできます。

その際、片側の窓は小さいものにすると断熱効果が期待できます。

 

 

《まとめ》

 パッシブハウスのデメリットは、断熱基準をクリアするために初期費用が高くなる傾向にあります。基本的にはどんな土地でも建てることができますが、防火規制がある地域では性能が高い窓を採用できなかったり、太陽光を採り入れるための間取りの工夫が必要です。

 しかし厳しい基準に適合する断熱性能を確保できれば冷暖房器具の使用頻度は下がり、エネルギーコストは最大10分の1程度まで低減できると言われています。
 適切なメンテナンスを行えば世代を超えて受け継ぐことができるパッシブハウスは、とても長持ち。短いスパンで建て替えを行うよりも、環境への配慮がなされています。
パッシブハウスと一言でいっても、各社ごとにさまざまなポリシーがあります。興味がある方は、まず身近なハウスメーカー、工務店へ相談してみてはいかがでしょうか。

 

 

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